![平行調とは](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/83e55ba768117074fe3d307ee4027ad2-1024x538.jpg)
平行調とは、分かりやすく説明すると「あるメジャーKeyと全く同じ構成音を持つマイナーKey」のことを指します。
英語では「Relative key」と呼びます!
音楽用語は英語で覚えておくと便利なので、あわせて覚えておきましょう!
平行調について
平行調とは
![指板と鍵盤で見るメジャースケール](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/8c0ff6fbd9e8f1a8b448b216b94c6e96-1024x576.jpg)
例えば、分かりやすいところだとCメジャースケール。通称ドレミファソラシド。
鍵盤で見ると、白鍵だけで構成されています。
これと同じく、白鍵の音(C,D,E,F,G,A,B)だけで構成されているマイナースケールが存在するんです!
![指板と鍵盤で見るマイナースケール](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/c8cc54afe6076db056d98e14c7181cc6-1024x576.jpg)
こちらのAマイナースケール。
なんとCメジャースケールと100%同じ音で構成されています。
これが「平行調」の基本的な概念になります。
CメジャースケールとAマイナースケールはまったく同じ音っていうことですか?
大正解です!
このように”同じ音だけで構成されているメジャースケールとマイナースケール”のことを「平行調」の関係と呼びます
インターバルで見る平行調の仕組み
分かりやすいように、もう少し専門的に掘り下げてみましょう。
![メジャースケールのインターバル(鍵盤2オクターブ)](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/01349c21d4c1ddfabdb3fa27dc65b197-1024x576.jpg)
「全全半全全全半」
これがメジャースケールの配列でした。
![マイナースケールのインターバル(鍵盤2オクターブ)](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/27aba1d648865955bf770d262939526f-1024x576.jpg)
メジャースケールの6番目の音からスタートして同じ音を演奏すると「全半全全半全」の配列――つまりマイナースケールが完成します。
これが平行調が完成する仕組みです。
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/cc22afb0f811139b17e2c90b63205c7f-300x158.jpg)
Keyと平行調について
![Cのダイアトニックコード](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/8893b57634569174cb9d5f3e0357ea98-1024x576.png)
これはスケールじゃなくても同じ!
例えば、こちらはKey=Cの楽曲を構成する7つのダイアトニックコードです。
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/b1c29a589062d0fbb761e2c787ff0827-300x158.jpg)
![Amのダイアトニックコード](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/b7bb0ac7ecf0e3812a5944ce858c86cf-1024x576.png)
そして、こちらはKey=Amを構成するための7つのダイアトニックコードです。
![平行調のダイアトニック](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/af58a9dd3d1c411f1754964dc7489d5d-1024x576.png)
ほら、一緒!
Key=CとKey=Amのダイアトニックコードは100%合致します。
これが「平行調」の概念です。
平行調の見つけ方・指板上の平行調の位置について
平行調は
- メジャー系から見て3度下
- マイナー系から見てm3度上
という位置関係で特定することができます。
な…なんて……?
指板で見るとすごく分かりやすいので大丈夫!
解説します!
![指板上の平行調の位置関係](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/2a6ae62ba246f9eddf4c3c67803eff04-1024x576.jpg)
ベースの指板上で、この位置関係を覚えましょう!
何弦の何フレットであっても、この位置関係になります。
メジャー軸からマイナーの平行調を探すときは、13thの位置に。
マイナー軸からメジャーの平行調を探すときは、m3rdの位置に平行調のKeyのルートが配置されています。
![指板上の平行調の位置関係 縦](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/e5f715a41fdd38c8ce2f3c4c0b614d59-1024x576.jpg)
人差し指でマイナーのルートを押さえると、同弦上の小指の位置にメジャーのルートがきます。
こちらのフォームもあわせて覚えておきましょう!
調号と平行調について
![#3つの調号](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/fdc6f54dcd2c8ef7d3dfb004fee62630-1024x576.png)
楽譜の冒頭に表記されているシャープやフラット。
これは“調号”という名前で、「この曲のKeyは◯◯ですよ」ということを教えてくれる便利な代物になります。
#3つを指定されたときに「ハイハイ、Key=Aですね!」と安易に解釈してしまうのは注意!
平行調があることを意識して
Key=A
または
Key=F#m
と捉えるのが正解になります!
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/cc22afb0f811139b17e2c90b63205c7f-300x158.jpg)