![コードについて](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/22380b42237e461b182b303d78d6b110-1024x538.jpg)
コードの仕組みを勉強する前に
ふたつのスケールを弾けるようにしておこう
![メジャースケールを弾く順番](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/0bd899f048d8e0dad0de123153f5c3b7-1024x576.jpg)
コードについて勉強する前に、メジャースケールとマイナースケールを弾けるようにしておきましょう!
2つのスケールの形を覚えていると、コードの構造を直感的に理解できるようになります!
音度について理解しておこう【重要】
![ディグリーネームについて](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/04/18b6be6fa23d841eb802c96204b3158d-1024x538.jpg)
コードの構造を理解するためには、音度(ディグリー)の知識が必須です!
「初心者のための度数の数え方」の記事で、必ず事前に勉強しておきましょう!
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/04/18b6be6fa23d841eb802c96204b3158d-300x158.jpg)
コードネームを読めるようになろう
![コードネームの読み方](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/e7958971ef3377792d11d15734bec5a8-1024x538.jpg)
必要であれば、コード名の読み方も勉強しておきましょう!
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/e7958971ef3377792d11d15734bec5a8-300x158.jpg)
コードの仕組みについて
![コードの4つのポケット 2](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/4dda3fe87cbe9b5a89b362c2ca95ffa8-1024x576.png)
コードの表記は、大きく分けて4つのポケットで構成されています。
① 根音が入る枠
② 3rdの指定が入る枠
③ テンションの指定が入る枠
④ 追加指示が入る枠
①根音が入る枠
![最初の大文字はアルファベット読み](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/d043597650b43fe349cdd24e03cf1f48-1024x576.png)
①の枠には
「ここで指定した音名を1度として、3度と5度の音を重ねてコードを作ってね!」
という意味があります。
言葉にすると難しそうですが、ベースの指板で考えるととっても簡単です!
![メジャースケールの1,3,5](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/3dcf304e9313d16045a6db4b82064838-1024x576.jpg)
「メジャースケールの形から1番目・3番目・5番目の音を抜き出して用意してね!」という指示です。
スケールを基準に考えると分かりやすいですね!
大文字で指定された音から始まるメジャースケールを弾いてみましょう!
![五線譜と鍵盤で見るトライアド](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/af8e7259c2d7f6aeb0fe520ed5fc8a45-1024x576.png)
五線譜と鍵盤でも確認しておきましょう。
音符が3つ、等間隔で並んでいます。
このようにRoot, 3rd, 5thの3音を重ねた和音のことを「トライアド」と呼びます!
このトライアドこそが、コードを演奏するためのすべての基準になります!
②3rdの指定が入る枠
![mが入る枠](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/9bc5ebd0e764fd5a280b57785282e92d-1024x576.png)
3rdを指定する枠には
「コードの3rdの音を半音下げなさい!」
という意味の「m(マイナー)」が入ります。
![五線譜と鍵盤で見るマイナートライアド](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/825d4c7a0412d43efdbf2eab6b372b2f-1024x576.png)
①の枠で用意した三和音(トライアド)の3rdの音をフラットさせます。
m(マイナー)の指示で変形したトライアドのことを「マイナートライアド」と呼びます。
♭(フラット)は「音を半音(1フレット)下げる」という意味の記号です!
![](https://rayxbass.com/wp-content/uploads/2020/05/e973eabfc7217a2dab28511c3218adbf.jpg)
こんなイメージ。
![マイナースケールの1,3,5](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/a3cd9337872d880b514fa4cabe432993-1024x576.jpg)
「◯m」という形のコードが出てきたら、まずはマイナースケールを思い浮かべましょう!
マイナースケールの1番目・3番目・5番目の音を抜き出すとマイナートライアドが完成します!
③テンションの指定が入る枠
![テンションが入る枠](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/3691bd3f06cc3b6832fc5ca2c464ecfa-1024x576.png)
③のテンションの枠には
「トライアドにこの度数の音を足して演奏してね!」
という指示が入ります。
7th(セブンス)の「7」が入るパターンが断トツに多いです!
この枠では85%以上は「7」が指定されます!
![五線譜と鍵盤で見るテンション](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/70db91c435be8b381949a2eb5d137d55-1024x576.png)
五線譜で見ると、こんな感じ。
①と②の枠で用意したトライアドに、指定された音(テンション)を追加しています。
【重要】7thについて
![2種類の7th](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/d8165c43473e805493a011584e7dfbf0-1024x576.png)
コードの世界でもっとも多用される7th(セブンス)についての解説です。
まず、下の指板図を見てみてください。
![指板上の2種類の7thの位置](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/b32acaf73e564568714a4f0f40603112-1024x576.jpg)
7thって2種類あるんです。
!?
細かく解説します!
7thについて
まず、一番ややこしい部分から解説します。
![基本はm7thの扱い](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/a10a9d960bdf9af9a68e954d64328d64-1024x576.png)
7thは、②の枠にmがあってもなくても「マイナーの7度」のことを指しています。
![指板上の7thの位置](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/ebc1ced21012c91b8941a9369fbe7540-1024x576.jpg)
マイナースケールの7番目の音のことです!
Rootと同じフレットで、2本隣の弦にある音を指します!
7はマイナーの7度のこと。
![五線譜と鍵盤で見る7th](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/6b4ef37fa4e32f1037c46860cf164b40-1024x576.png)
第7音がマイナースケールの7thの位置になっています。
![指板上の7thのコードトーンの位置](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/295c23a54f03d6e0c125c39712b88ed3-1024x576.jpg)
「◯7」というコードはメジャートライアドに7thの音を追加。
![指板上のm7のコードトーンの位置](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/03debbf42c1c8845897d3363233fec4f-1024x576.jpg)
「◯m7」というコードは、マイナートライアドに7thの音を追加します。
△7thについて
![指定があるときは△7th扱い](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/409a902fba28afe7528dc5cd806c43ee-1024x576.png)
③の枠に
- maj7
- M7
- △7
という記号が入ると「7はメジャースケールの7番目の音――すなわちメジャーセブンスを使ってね!」という意味に変わります。
小文字の「m」と区別するために「maj」「△」と表記される場合が多いです!
![五線譜と鍵盤で見る△7th](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/f1ad08f7613f9930e365d5701cf98ad7-1024x576.png)
五線譜で見ると、7thコードの音がフラットからナチュラルになっているのが分かります。
![Rと△7thの位置関係まとめ](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/5db2e0161f8fc8c9d8a80c1d5cdde7eb-1024x576.jpg)
ベースの指板上で見ると、こんな感じ。
![インターバルについて](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/a7797464431f5b5e4ea8d5ac3fe2d8a4-1024x538.jpg)
「インターバルについて」の記事で音程とその呼び方の知識を事前に勉強しておくと、7thの扱いについて理解しやすいと思います!
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/a7797464431f5b5e4ea8d5ac3fe2d8a4-300x158.jpg)
「マイナーメジャーセブンスコード」について
![マイナーメジャーセブンスを構成する枠](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/820c7739ee3aa6518ab690bf9e8a5312-1024x576.png)
知識がないと
な、なに…?
メジャー系なの?マイナー系なの?
と混乱してしまいそうな「マイナーメジャーセブンス」というコード。
- ②の枠は①にかかる指示
- ③の枠は7thにかかる指示
というルールさえ忘れなければ、簡単に分析することができます!
![指板上のm△7のコードトーン](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/fda46a2a10bb0e90eb40a37be7f11f69-1024x576.jpg)
④追加指示が入る枠
![追加指示が入る枠](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/ea21321bd6541452a658024941302ae1-1024x576.png)
④の枠では
「①②③の枠で組み上げたコードに更に追加してほしいルール」
が提示されます。
♭5の指示
![Cø7](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/Co7-1024x576.png)
(♭5)[フラットファイブ]には
「これまで作ってきたコードの5度を半音下げてね!」
という意味があります。
![五線譜と鍵盤で見るø7](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/c287a62cd1977e923af5560ca94b229a-1024x576.png)
![指板上のø7のコードトーンの位置](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/054b5cdd7fe532c547ff6b3e0a2a7ebf-1024x576.jpg)
Cm7の5thの音が半音下がっています!
テンションの追加指示
![追加指示が入る枠](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/ea21321bd6541452a658024941302ae1-1024x576.png)
(♭5)以外の数字が入ってきたときは
- sus, add …ルールに沿って音を改変してね!
- 数字 …この度数の数字を足して演奏してね!
という意味の指定になります。
Fm7-5, D7+9のようにプラス・マイナスで指定されり場合もあります!
頭の片隅に覚えておきましょう!
![C7(♭9)](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/538ab4a8ddc7567a3d09918e0d0e45a0-1024x576.jpg)
「◯7(♭9)」という指定があった場合には、これまで作ってきたコードの音に♭9thの音を足して演奏してあげます。
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/b212cda855717f25fa817998d4f07ba0-300x158.jpg)
コードの仕組み まとめ
![コードの4つのポケット 2](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/4dda3fe87cbe9b5a89b362c2ca95ffa8-1024x576.png)
コードを構成する4つのポケットのおさらいです。
①根音が入る枠
ここで指定された音を基準にしてトライアドを組み上げます。
※Root, M3rd, 5thの音を重ねます。
②3rdの指定(m)が入る枠
mがついたら、トライアドの3rdの音を♭で半音下げます。
③テンションが入る枠
指定された度数の音をトライアドに足します。
※7だけの場合はマイナーの7度
※△(major)の指定があったらメジャーの7度
④追加指示が入る枠
指示に合わせて、さらに音を改変します。
※(♭5)ならトライアドの5度を半音下げます。
※(9)(11)(13)ならテンションとして指定された度数の音を足します。
![コードの組み方](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/eddbdd830b2f78a7499fe7d8db11fb05-1024x576.jpg)
以上がコードの構成音の仕組みになります。
一度ルールを覚えてしまえば、難しいコードも怖くありません!
この記事の内容さえ理解できていれば、どんなコードが出てきても正しい音で演奏することができるようになります!
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/ccd961168c240c89bbe2f650f43410d0-300x158.jpg)