カラオケで「キーを下げる」とかいう、あれですか?
そうです!
そのkeyです!
曲のKeyとは?
Key = 日本語にすると「調」のことを指します。
一言で分かりやすくいうと「曲のメロディが何のスケールで演奏されているか」という部分がKeyになります。
例えば、こちらの楽曲「走れウマ娘」。
メロディパートの音はすべてE♭のメジャースケールで演奏することができます。
こちらのwinning the soul はメロディーがF#のマイナースケールで演奏されているのでKey=F#mであることがわかります。
Keyと音使いの関係
メロディがCメジャースケールで演奏されている曲。
これは「Cメジャースケールの音から生まれた曲」と言い換えることができます。
Key=Cというのは「Cメジャースケールから生まれた曲」という意味になります!
Key=Cの楽曲では、Cメジャースケールの音…つまりC,D,E,F,G,A,Bの全部で7個の音を組み合わせてメロディやコードを作り上げていきます。
コードのルールを適応すると「Cメジャースケールを元にして作ることができるコード」というのが自然に7個決まります。
その知識を深掘りすると、
- その楽曲を作るときに使っていい音
- 楽曲を演奏するときに使える音
などが逆算的に定まってきます。
曲のKeyとは、楽曲を分析・演奏するときに無くてはならない大切な指標なのです。
これがKeyの概念です!
最初は難しいことは考えずに「何のスケールで曲を演奏されているか」という意味だと思っておいて間違いないでしょう!
Keyに関する余談
小中学生の頃の音楽の時間に「ト短調」「ハ長調」という言葉を聞いたことがあると思います。
これが楽曲のKeyを指す言葉です。
我々演奏屋さんは、曲を聴いてから5秒以内に楽曲のKeyを断定する術をいくつも持っています。
- メロディやバッキングの主音
- 楽曲を構成しているコード進行と機能
- 使用されている楽器や編成
などから瞬間的にKeyを判断します!
楽曲のKeyを特定できるようになると
- 知らない曲でもコード進行を予測できるようになる
- 楽曲を演奏するときに使える音を判断できるようになる
などの恩恵が受けられるので、自由に楽曲を演奏することができるようになります。
楽曲のKeyを判断する技術は、我々ジャズミュージシャンには必須の技術になります。