【ウォーキングベース】1小節にコードが2つある場合の対処法

1小節に2つのコードがある場合の弾き方
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などなど、1小節に2つのコードが配置されている場合のウォーキングベースラインの作り方について紹介します。

ex.1)
| A-7 D7 | G-7 C7 |

ex.2)
| Eø7 A7 | Dm7 G7 |

こんな感じの慌ただしい場面の対処方法についての解説です!

かずあき先生
かずあき先生
高橋 和明
かずあき先生
独立12年目のフリーランスのプロベーシスト。
専門学校卒業後、楽器店の講師経験を経て独立。
現在はジャズプレイヤー、作曲家、講師として活動。
プロの質問し放題のBASS NOTEオンラインコミュニティ「Minerva」を運営中。
ウマ娘ちゃん箱推し。

1小節に2つのコードがある場合のベースライン

ルートと5度演奏するパターン

1小節に2つのコード-1515

こちらがもっとも基本系。
まず間違いのないベースラインの作り方です。
R→5thの動きを繰り返して処理します。

ベースラインの響きも美しく、脳内の処理もすごく簡単!

ただし、基本系であるが故に自由度が少なく窮屈なのがネックです。

このパターンだけ覚えておけば、とりあえず合格点のウォーキングベースが演奏できます!

5度の音は、高い音・低い音のどちらも使えるように練習しておきましょう!

かずあき先生
かずあき先生

コードトーンを使って演奏するパターン

1小節に2つのコード-1315
  • 1315
  • 1513
  • 1313

1度⇄5度のパワーコード奏法に飽きたら、3度の音も使ってみましょう。
よりコード感が増して、色のあるベースラインを作ることができます。

メジャー系のコードのときはM3rdマイナー系のコードのときはm3rdの音を演奏するようにしましょう!

かずあき先生
かずあき先生

片方のコードを省略するパターン

2拍ずつ律儀にコードを追いかけていると、どうしても使える音に限りが出てきてしまいます。

そこで――

| A-7 D7 | G-7 C7 |

| A-7 | C7 |

「前半のコードを省略」
「後半のコードを省略」
という技使ってみましょう。

こちらは「削っていいほうの音」を判断する技術が必要になるので少し難易度が高めです。

削るときは”その曲を象徴する音”を残します。

こればっかりは理論的に導き出せるものではないので、経験勝負になります…。

かずあき先生
かずあき先生
  • 曲の雰囲気を支えているコードを残す。
  • 前後の小節で4度進行を生成できるコード同士を残す。
  • 困ったらII-VのIIだけを残す。(ドミナント7thコードを省略する)
  • 次の小節へ強進行が作れそうな場面では積極的にV7を残す。( =ドミナント・レゾリューションのためのドミナントコードを残す)

これがコードの取捨選択の考え方の基本です。
参考にしてみてください!

“II-Vはどちらかのコードを省略しても問題ない”というルールを適応しています!

かずあき先生
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