ミュージシャンのための確定申告講座。
今回は「税務署に行って確定申告を完了させるまでの流れ」についてまとめてみました。
確定申告に必要な持ち物や、税務署の窓口で当日やることを解説します!
BASS NOTEの「ミュージシャンのための確定申告講座」は、クラウド会計ソフトfreeeの使用を前提として解説しています。
税務署で確定申告する方法
はじめての人にとっては、分からないことだらけの確定申告。
「なにか間違ってて怒られたらどうしよう……」
――と不安な方も多いと思います。
大丈夫!
実際の税務署での作業は1分で終わります!
次の方、どうぞー
お願いします!
(freeeから印刷した書類を渡す)
(ぺら…ぺら……)
はい、以上になります!
お疲れ様でした!
え、終わりですか
これだけです。
確定申告に必要な持ち物について
- 確定申告書
- 青色決算申告書(青色申告の場合)
- 収支内訳書(白色申告の場合)
- 控除に必要な書類(医療費明細書など)
- マイナンバーカード(もしくは通知カード)
- 本人確認書類(免許証・保険証など)
- 源泉徴収票の原本(給与所得などがある場合)
- 印鑑
- 筆記用具
- 通帳
◆青……freeeから印刷できる書類
◆赤……自分で用意する添付書類
◆黒……ほぼ不要だけど一応持っていくもの
freeeから印刷できる書類
- 確定申告書
- 青色決算申告書(青色申告の場合)
- 収支内訳書(白色申告の場合)
- 控除に必要な書類(医療費明細書など)
これらはクラウド会計ソフト「freee」からボタンひとつで印刷できるやつです。
確定申告書・青色決算申告書・収入内訳書は、それぞれ自身の手元に残る”控え”の用紙も印刷されるので、あわせて持っていくようにしましょう。
※控除を受ける条件を満たしていない人は「控除の必要な書類」は印刷されません。
白色申告の人だと
- 確定申告書
- 収支内訳書
の2種類だけでいい場合もあります!
freeeの「確定申告の提出」の画面では、
「この枠に個人番号を書くんだよ!」
「ここに印鑑を押すんだよ!」
ということを細かく指示してくれます。
知識がなくても、指示に従いながら記入していくだけでOKです!
自分で用意する書類も全部freeeの操作画面で教えてくれます!
自分で用意する添付書類
- マイナンバーカード(もしくは通知カード)
- 本人確認書類(免許証・保険証など)
- 源泉徴収票の原本(給与所得などがある場合)
自分で用意するものは上記の3点。
専業のフリーランスの方は身分証だけですね。
専用の台紙に貼っていっても、そのまま持っていっても大丈夫です。
税務署の窓口の方がその場で糊付けしてくれます。
添付する台紙は、freeeなら確定申告書類と一緒に自動で印刷されます!
マイナンバーカード
◆マイナンバーカード
または
◆通知カード+本人確認書類
を忘れずに用意しましょう。
自分の個人番号(マイナンバー)がわかれば、住民票などでも可!
提出のときに窓口でマイナンバーを提示できればOKです!
源泉徴収票(会社勤めで働いている方)
源泉徴収票は必ず原本を提出します。
電子交付の場合には、会社に書面で発行してもらう必要があります。
税務署によっては黙認してくれる場合もあるそうですが、電子交付のpdfファイルを印刷したものなどは原則として提出禁止です。
ペーパーレスが聞いて呆れるゼ…!
ちなみに、このとき提出した原本は返却されません。
必要な場合には会社に再発行をお願いするか、手元に控えを残しておくようにしましょう。
書類以外のもの(滅多に使いません)
- 印鑑
- 筆記用具
- 通帳
万が一、書類に記入漏れや押印し忘れがあったときの保険です。
ペンは税務署の窓口にも用意されていますが、印鑑は念のため用意しておきましょう!
還付金があるときは、それを受け取るための口座番号が必要になるので持っていきましょう。
この項目は「持っていればお守り代わりになるよ」という感じでしょうか。
税務署に持っていかなくて良いもの
- レシート
- 領収書
- 帳簿
このあたりのものは、確定申告の会場に持っていく必要はありません!
荷物になるだけです!
忙しい税務署の窓口では、細かく申告の内容を見られることはありません。
これらは、税務署の立ち入り調査になったときに初めて必要になるものです。
領収書は7年間の保存義務があるので、捨てずに取っておきましょう…!
実際に税務署で確定申告をする手順
1. 管轄の税務署を探す
まずは国税庁の「税務署の所在地などを知りたい方」のページから、自分の住まいを管轄する税務署を探しましょう。
家から徒歩3分で税務署なのに「うちはあなたの住所の管轄ではないんです」と言われてしまうことも…!
2. 表示を見ながら申告書提出コーナーへ
いよいよ確定申告です。
管轄の税務署につくと「書類を提出する人はこちら!」という看板が目立つようにあちこちに立っているので、窓口まで迷子になることはないと思います。
会場に設置されている機械から整理番号を受け取ります。
普通の市役所と同じです。
税務署に入った瞬間に、係の人が
「確定申告ですかー?じゃあ、この列に並んでくださいー」
と案内してくれるところもあります!
3. 窓口に書類を提出する
次の方、どうぞー
お願いします!
(freeeから印刷した書類を渡す)
(ぺら…ぺら……)
はい、以上になります!
お疲れ様でした!
え、終わりですか
一瞬です。
freeeがあれば一撃です。
freeeがあらかじめ全自動で項目を埋めてくれているので、窓口でなにかを記入することもなく申告が完了します!
4. 納付する
確定申告で算出された税金を納めます。
- 税務署の窓口で支払う
- コンビニで支払う
- 銀行口座から引き落とす
などなど、税金をどのように支払うかを尋ねられます。
▶国税の納付方法 – 国税庁
今回の税金はここで払っていかれますか?
はい!払っちゃいます!
それでは、この書類を2階の窓口に提出してください。
かしこまり!
せっかく税務署まで来たので、そのまま窓口で払ってしまいましょう。
それがいちばん簡単で迷わないと思います。
支払いの際にもらえる領収書・控えが「この人はちゃんと納税しました!」という証明になるので、大切に保管しましょう!
以上で確定申告は完了です!
お疲れ様でした!
確定申告はクラウド会計ソフト「freee」で一撃!
確定申告、恐るるに足らず!
freeeがあれば秒で終わります。
BASS NOTEの確定申告講座は以上で終了です!
プロのミュージシャンとしての義務を果たせましたね!