- 休符が安定しないせいで演奏が走ってしまう
- 曲のブレイクのときにズレてしまう
- リズム感が良くなりたい
という方に向けた克服アプローチの紹介です。
休符が安定しないのは、まだまだ音符の間隔を細かく掴めていない証拠です。
その状態だと、四分音符以上の長い音符も不安定になっている可能性もあります。
ベースで休符を安定させる練習方法
これ、弾けますか?
僕のレッスンで生徒さんに演奏してもらっている、タイムを安定させるための重要な楽譜です。
この楽譜を気持ちよく弾けない人は、この記事の練習メニューを実践する価値ありです!
「ベーシストは休符を演奏するのが仕事」
なんていう言葉もあります。
空白を正しく演奏できるベーシストを目指しましょう!
なんかベースの真理っぽいですね!
誰の言葉ですか?
僕です。
あ、はい。
ベースで休符を安定させる練習方法
例えば、こんなフレーズ。
このフレーズを弾いて休符が安定しないと感じる方のためのアプローチです。
うぅ…。
裏拍の16分音符2つが滑っちゃいます…。
1.ゴーストノートを混ぜて演奏してみよう
ばばばばん!
休符のせいで不安定になってしまうときは、一度 休符を16分のゴーストノートに置き換えて弾いてみましょう。
細かいグリッドでリズムを取る感覚を養うことで、休符の安定化が期待できます。
このフレーズなら、レイキングを安定させる練習にもなります!
2.ゴーストノートを抜いて演奏してみよう
ゴーストノート込みの演奏が安定してきたら、再びノートを休符に置き換えて弾いてみましょう。
おぉ!
さっきよりも安定して弾ける!
いいですね!
16分の細かいグリッドで時間軸を感じられるになった証拠です!
リズムを安定させる基礎練習
もう一例、連取してみましょう。
こちらは2拍目の頭が16分休符になっているのがポイントです。
うわ、つっこんじゃう…。
ゴーストノートを混ぜてみました。
こちらも、安定してきたらゴーストノートを抜いた状態に戻して弾いてみてください!
最初に弾いたときよりもファンキーに演奏できるのが実感できると思います!
ゴーストノートのON/OFFを切り替えられるようになると、演奏の表情をコントロールできるようになります!
たくさん練習してみましょう!
音符の感じ方の話
ベースの武者修行を始めた頃、僕の師匠に――
いいかい、坊や。
2拍3連は「ターターター」じゃないの。
「タツタ・ツタツ」なの。
ということを言われました。
言われた直後はよく意味が分かりませんでしたが、今ではコレがベーシストとして安定した演奏をするための土台になる捉え方なんだとはっきり分かります。
不安定になりがちなところは、実音でも休符でも音符を細かく捉えることが大切です!