「基礎練習に飽きた」
「基礎練なんてつまらない」
ーーという方に読んでいただきたい記事になります。
「霹靂一閃の使い手を育てるベース講師」である僕が、本物の基礎練習について解説します!
「ベースの基礎練習に飽きた」という人へ
「基礎練なんて飽きちゃいました…。」
このような感情を抱く人は、おそらく基礎練習のやり方を根本的に間違っています。
漠然と毎日同じ練習を続けていませんか。
なんとなく単調に指を動かす練習とかしちゃっていませんか。
それ、基礎練習じゃないです。
今すぐやめましょう。
現役プロがやっているベースの基礎練習について
「普段どんな練習をしているんですか?」
という質問をよくいただきます。
「プロはさぞかし難しい練習をしているのだろう」なんて思われがちなんですけども。
実際のところは、楽器を始めたての初心者さんがやるような基礎練習メニューとほぼ大差ない内容の練習をしています。
メトロノームを
- 2拍・4拍
- 8分音符の裏
で鳴らして練習したり。
オケを流しながら
- スケール練習
- 運指練習
をしてみたり。
やっていること自体は、何の変哲もない基礎練習です。
ただ、集中している要素が違うんです。
正しい基礎練習について
指の角度、相対的なクリックの打点の操作、体内の拍の刻み方などなど。
すこーしずつ変えながら練習しているんです。
例えば、こんな感じの基礎練習があったとしましょう。
クリックの慣らし方を変えてみました。
このときに起こる感覚の変化にフォーカスします。
身体の中の拍の数え方の変化。
音価を撃ち込むタイミングの変化。
指の緊張感の変化。
などなど。
「リズム感や運指技術を鍛えるため」ではなくて「演奏中の感覚の変化を探るための研究」として基礎練習を続けています。
リズム、運指、旋律、理論。
あらゆる面で、このような細かい試行錯誤と研究を続けることが本物の基礎練習です。
難しい基礎練習なんて必要ありません。
メトロノームの慣らし方なんて、4分音符の4つ打ちで十分です。
フォーカスするポイントをどんどん変えてみましょう。
この研究で見えてくるわずかな誤差に、上達の秘訣が隠されています!
基礎練習って、試行錯誤を繰り返すことなんです!
意味のない基礎練習で時間を無駄にしないこと
クロマチックの運指練習や単調なスケール練習はあくまで「楽器を扱えるようになるための土台作り作業」であって、演奏の基礎練習ではないんです。
指がある程度しっかり動くようになってからは、もっと効果的な練習メニューにシフトしていきましょう。
いつまでもクロマチック練習を丁寧に続けるのは、完全に時間の無駄です!
「弾ける曲」を弾き殴って練習した気になってる人も要注意!
それは練習ではなくて、ただのストレス発散です!
練習とは「今できないことをできるようにするための行動」を指す言葉です!
できることを続けていても、何の意味もありません!