自由なアドリブに挑戦してみたいけど、よく分からないです…。
なんかドリアンスケールとかルールがあるんですよね…?
大丈夫!
「音楽として成り立たせるためのコツ」があるだけで、その枠組みの中ならどれだけ自由に弾いてもいいんです!
ジャズの演奏や、即興のベースライン作り、ソロパートなど。
譜面に縛られずに自由に演奏するプレイスタイルに憧れるあなたへ!
独学でアドリブに挑戦しようとしている方は、勘違いが多すぎる…!
今回の記事では、アドリブを勉強するうえでの基本的な考え方を紹介してみようと思います。
アドリブに挑戦する際の基本的な考え方
条例と味付けについて
例えば、あなたの街に特殊な条例が出たとしましょう。
「この街に住んでいる住人は、必ず月曜日はカレーを作りなさい!」
これが音楽における即興演奏(インプロ)のルールです。
| A-7 | D-7 | G7 | C△7 |
例えば、こんなコード進行の楽曲があったとしましょう。
各小節には
「A-7の小節ではカレーを作ってね。」
「D-7の小節ではチャーハンを作ってね。」
――という条例が出ています。
我々ミュージシャンは、この条例に従いながら好きな具材を使って音楽を調理しています。
ポークカレー、シーフードカレー、野菜カレー、などなど。
カレーであれば、どんなカレーを作ってもいいのです。
調理方法や味付けに制限はありません。自由です。
この場合の具材が、
- リズム
- コードトーン
- アヴェイラブル・ノート・スケール
- フレーズ
などのアプローチの知識と技術になります。
これから即興演奏を楽しむうえで、我々が覚えなくてはいけないレシピです。
アドリブは仕込みプレイである
アドリブ(ad lib)とは、ラテン語で「自由に」という意味の言葉です。
その場でゼロからフレーズを生み出すような「即興」という意味の言葉ではないんです。
持っている手札で演奏するのがアドリブなんです。
前半の話になぞらえるのであれば、
「自分が知らない料理は作れない」
「冷蔵庫に具材がないものは作れない」
といったところでしょうか。
具材の調理方法――つまり、音の使い方の基本を事前に勉強して それを美味しく演奏するのが本来のアドリブです。
カードゲームのデッキを組むように。
カードの使い方を覚えるように。
楽しみながら勉強してみましょう!
ゲームのルールさえ守っていれば、どんなカードを選択してどのようなコンボを決めるのかはあなた次第!
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