先生、ガイドトーンって何ですか?
コードトーンの3rdと7thのことをガイドトーンと呼びます!
和音の色味を決定付ける大切な音なので、どんどん使いこなしていきましょう!
ガイドトーンとは
ガイドトーン(Guide tone)とは、コードトーンのなかの3度と7度のことを指す言葉です。
ルートから見た3度と7度の音は、コードのクオリティ(キャラクター)を決める大事な音なので特別に名前がついています!
コードのクオリティとは
クオリティ(quality)。
音楽の世界では「特質」「質感」という意味の言葉になります。
「クオリティ(品質)高ぇ!」のクオリティとは少しだけ意味が異なるので注意!
具体的には、コードの
- Major or minor
- △7 or 7
など、コードの種類のことをクオリティと呼びます。
C△7、Cm7、C7はそれぞれ別のクオリティのコードということになります。
3度の音が決まれば、コードがメジャー系なのかマイナー系なのかが決まります。
7度の音が決まれば、コードが△7系なのか7系なのかが決まります。
これがガイドトーンの働きです。
ガイドトーンの注意点
コードの色を決定づける音であるが故に。
演奏中に、3度と7度の音を踏み外すと
「お、ベースさん間違った?」
と思われてしまいます。
逆に言えば、ガイドトーンを意識してベースラインを組み立てるとこで、コードプログレッション(コードの移り変わり)を明確に提示することができます。
まずはコードのガイドトーンをいつでも確実に狙い撃ちできるように、しっかり練習を重ねましょう!
IIm7-V7という進行の場合に「IIm7の7thからV7の3rdにアクセスするとオシャレだよ!」みたいな Jazzのフレーズを作るときの定番の技があったりもします。