【良い機材とは】プロベーシストが機材の選び方を語ってみた

良い機材の定義について
ゆい
ゆい

「良い機材」ってどういう物だと思いますか?

「自分のニーズに合っている機材」じゃないでしょうか

かずあき先生
かずあき先生

「良い機材を教えてください!」という質問が非常に多いので、この記事を書くことを決めました。

「評価が良いから買ったのに、全然良い機材じゃなかった…」という後悔をしないために、機材選びのマインドを職業ベーシストの目線からお話しします。

高橋 和明
かずあき先生
独立12年目のフリーランスのプロベーシスト。
専門学校卒業後、楽器店の講師経験を経て独立。
現在はジャズプレイヤー、作曲家、講師として活動。
プロの質問し放題のBASS NOTEオンラインコミュニティ「Minerva」を運営中。
ウマ娘ちゃん箱推し。

良い機材の選び方について

良い機材とは

断言します。
良い機材とは「自分のニーズに合っている機材」を指す言葉です。

  • みんなが使っているから
  • みんなのレビューが良いから

これは「無難な機材」の指標であって、良い機材の指標にはなり得ません。

よく言えば「ハズレのない機材」
尖った言い方をするなら「大当たりにはなりにく機材」
――といったところですね。

かずあき先生
かずあき先生

良い機材の例

ZOOM ( ズーム ) / MS-60B

例えばZOOM MS-60B
これは僕にとって最高に良い機材です。

  • (僕は仕事のスタイル上)移動が多い→小型がいい
  • (僕は仕事の都合上)転換が忙しい→シンプルな構成いい
  • (僕は)人前に立つことが多い→トラブルは少ないに限る
  • (僕は仕事の関係上)演奏するジャンルが幅広い→柔軟な対応力がほしい

僕のニーズに100%対応した素晴らしい機材です。
過去10年間で、これ以上の機材には出会ったことがありません。

しかし、このMS60Bを

  • 足で切り替えられるパッチ数に制限がある
  • 時代遅れの演算処理をしている
  • 画面が小さくて見づらい

ーーなどの理由から「使えない機材」に認定する人もいるでしょう。

僕にとっては神機材でも、Bさんにとっては使えない機材なんです…。

かずあき先生
かずあき先生

自分のニーズに合った機材を選ぼう

同じ機材でも

ゆい
ゆい

この芯のある丸い音好きー、最高!

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金属味が足りない、使えない!

このように両極端の評価を得ることも少なくありません。

Aさんにとっては良い音(=好きな音)を出せる機材でも、Bさんにとっては悪い音(=好きじゃない音)しか出せない機材である。

この現実を常に忘れないようにしましょう!

良い機材とは、自分のニーズにあった機材のことである!
他人の言葉に惑わされないで、自分に合った機材を探すようにしましょう!

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