コードトーンとは
その名の通り、コードを構成するトーン(音)のことをコードトーンと呼びます。
【コードトーンの分類について】
ドミソまでの三和音をトライアド、
ドミソシまでの四和音をテトラッドと呼びます。
BASS NOTEでは四和音までを「コードトーン」として定義します。
※「トライアドまでがコードトーンだよ!7thはテンションだよ!」と定義する先生もいます。
コードトーンを覚えるメリット
たとえば、こちらはオーソドックスな8ビートのルート弾き。
そして、こちらはコードトーンを使った演奏。
音楽に慣れている方なら「C△7-D7-Bm7-Em7|D7」というコード進行がキレイに聴こえてくると思います。
これがコード感のあるフレーズのサンプルです。
コードトーンさえ理返していれば、何も考えなくても即興でこのような派手なアレンジができるようになります!
ジャズやブルースといったハーモニーが大切になるジャンルでは「コード感を出しながら演奏する」というスキルが必須になってきます。
ベースの指板上のコードトーンの位置関係
3度について
3rd
M3rd
まずはメジャー3度の音から。
指板上のどのポジションでも、必ずRootのすぐ斜め上にに配置されています。
小節の明るい雰囲気を担う大切な音なので、しっかり覚えましょう!
メジャー系のコードの上では、Rootに中指を置いて人差し指でM3rdの音を演奏します!
m3rd
コードネームにm(マイナー)がついたときには、M3rdの音が半音下がりマイナー3度になります。
短調の暗い響きを担う大切な音です!
メジャー3度の音と合わせて覚えておきましょう!
3rdとm3rdの違いについては「【ベーシスト向け】コードの仕組みを理解しよう」の記事で詳しく解説しています!
実際の演奏中には、Rootの3フレット下にあるm3rdを演奏する機会のほうが多いと思います。
上で紹介したm3rdと同じ音が配置されています。
マイナーのコード上では、人差し指にルートを置いてm3rdを小指で演奏するのが一般的です!
5度について
5th
P5th
メジャー系でもマイナー系でも関係なく使える最強に便利な音、完全5度。
Rootの斜め下というとっても覚えやすい位置にあります。
真っ先にこの音を覚えましょう!
とにかく多用できる音なので、オクターブの下の5ポジションも合わせて覚えておきましょう!
ベースの指板上では、この位置関係に必ずオクターブ違いの同じ音が配列されています!
♭5th
コードに(♭5)という指定があったときに登場する減5度の位置。
通常の5度の音を半音下げた音程になります。
7度について
7th
7th
「G7」「Dm7」など、コードに「7」の数字がついたときにはココ!
マイナースケールの7番目の位置です。
7thはオクターブ上下ともに使用頻度が高い音です。
高い7thと低い7th、どちらも合わせて覚えておきましょう!
「Rootの2つ下のフレット」
もしくは
「Rootと同じフレットの弦ひとつ飛んだところ」
と覚えておきましょう!
△7th
7thに「M」「maj」「△」という指定がついたときに登場するのが、こちらのメジャー7度。
上の項目で紹介したマイナー7度を半音あげた位置に配置されています。
メジャースケールの7番目の音の位置ですね。
コードネームの中に登場する「メジャー」は”メジャー系のコード”という意味ではありません!
あくまで「”セブンス”を”メジャーセブンス”に変えて演奏してね!」「”△7″という音を足してね!”7″とは別物だよ!」という意味合いの指示になります!
オクターブ上のルートと関連付けて覚えると覚えやすいですね!