【Aria Pro II AGS-700 FW】コスパ最強のフラット弦が良かった

Aria Pro II : AGS-700 FWについて

「現場で雑に使っていいベース」を調整するシリーズ。
今回は弦です。

お値段2,500円以下で入手できる4ベース用のフラットワウンド弦を試してみました。

高橋 和明
かずあき先生
独立12年目のフリーランスのプロベーシスト。
専門学校卒業後、楽器店の講師経験を経て独立。
現在はジャズプレイヤー、作曲家、講師として活動。
プロの質問し放題のBASS NOTEオンラインコミュニティ「Minerva」を運営中。
ウマ娘ちゃん箱推し。

Aria Pro II / AGS-700 FW

AriaProII : AGS-700 FW

Aria Pro IIさんのAGS-700 FW

ゲージは.045.065.080.100
ロングスケール用のフラットワウンド弦です。

飾り弦はレッド

飾り糸は赤!おしゃれ!

ECB80の飾り弦との比較

D’Addarioのフラット弦の飾り弦が青色なので、並べてみるとすごく綺麗です!

かずあき先生
かずあき先生

使用感

ベースとサックス

使用感は「悪くない」の一言。
特筆することもなく、ただただ「うん、悪くないね!」という弦でした。

つまり、無難に使える強い弦です。

ちゃんとフラット弦の音がします。
ただし、私が長年愛用しているフラット弦D’Addario ECB80に比べると些か音程感に欠ける印象でした。

今回は『アップライトのような低音のアタック感だけが欲しい。ピッチ感は必要ない』という依頼を受けた現場のために張ったので、むしろ狙い通りの音が出ました!
感謝です!

かずあき先生
かずあき先生
個包装されたAGS-700

気になる巻き癖もなく、チューニングも最初から安定。
良い弦でした!

弦の表面を拭くと黒くなる

最後に一点だけ。
指も皮膚が弱い人は少し注意です。
オレンジオイルで弦の表面を拭いてあげると、ペーパーに黒く油がつきます。

この油のせいか、弾いていると指の皮がボロボロになります…!
※一度皮膚が再生してから、皮膚が破けなくなります!安心してね!

フラットワウンドの弦ならどのメーカーでもこうなるので、特別Ariaの子だけが悪いわけではありません…!

フラット弦の宿命です!

かずあき先生
かずあき先生

トータルで見るとコスパ最高のセットなので

ゆい
ゆい

フラットワウンド弦を試してみたいけど、高くてちょっと気が引ける……。

という方には、ぜひ試してみていただきたい弦です!

フラット弦ならではの高寿命を活かして「普段は弾かない子だけど、とりあえず弦を張っておきたい」というベースにもオススメです!

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