![アプローチノートについて](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/2586163abfc2f00bb94adfc22946518b-1024x538.jpg)
覚えておくと一生使える方法論、アプローチノートについての解説です。
「コードトーンについて」の記事でコードの構成音を理解したら、そこに華を加える「アプローチノート(approach note)」について勉強してみましょう!
- ベースラインを作るとき
- ソロをとるとき
どちらでも非常に有効な技術です!
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/ccd961168c240c89bbe2f650f43410d0-300x158.jpg)
アプローチノートについて
アプローチノートの選び方は、大きく分けると
- 目標に音にクロマチック(半音階)でアプローチできる音
- コードに対応するスケール内の音
この2パターンから選択することになります。
とくに使いやすいのは「半音下から目標の音(コードトーン)へ」というアプローチですね。
クロマチック系のアプローチは、コードがメジャー系でもマイナー系でも関係なく使うことができるので便利です!
クロマチック系のアプローチ
半音上下からのアプローチ
![半音下からアプローチ](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/14a3a334978b8635c2426ee1ae1e12d9-1024x576.jpg)
一番使いやすい基本形が、ターゲットの音の半音下からのアプローチです。
無意識に使っている方も多いと思います。
ターゲットにはコードトーンを設定してみましょう!
![半音上からアプローチ](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/ab8dd3ad11746d35f4d948851e88d3e7-1024x576.jpg)
アプローチの音は、ターゲットの上から攻めることもできます。
全音上下からのアプローチ
![全音下からアプローチ](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/6bcf3588655249b61832a4e21d7d329d-1024x576.jpg)
アプローチの開始位置は、自由に増やすことができます。
僕はBlue Mitchell氏の影響で、半音5つ上からのアプローチをよく使います!
スケール系のアプローチ
![スケール系のアプローチ](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/0780fe7bdcc58069acd51fb131213f18-1024x576.jpg)
こちらはコードに対応するスケールの音を使ったパターンです。
デモ演奏では、I△7に対応するメジャースケールの音(+クロマチック音)をI度へのアプローチノートとして使用しています。
専門用語では「スケールワイズ・アプローチ」なんて呼ばれたりします。
ここまでアプローチノートの選択肢を増やすことができれば、無限に音を増やしていくことができますね!
後々モードスケールの知識を身につけると、分かるようになってくる部分です!
難しい方は「へー、こういう技もあるんだー」くらいに読み流していただいて構いません!
アプローチノートを入れる場所
![強拍と弱拍について](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/6ed4d305b204894ebca7da6422947849-1024x576.png)
アプローチノートは、弱拍にいれるのが基本です。
強拍に入れると、アウト感(間違った音を弾いてる感)が出てしまいます!
ビバップ理論的には「コードトーン以外の音は弱拍に入れる!」というのが鉄則になっています!
アプローチノートを使った例
コードトーン+アプローチノートで作ったソロ
![コードトーンについて](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/ccd961168c240c89bbe2f650f43410d0-1024x538.jpg)
このような覚えたスケールの音を必死になぞるだけの演奏よりも、はるかに音楽的な演奏をすることができるようになります!
![](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/3b8d0d174b51ed82b5452fe4635321d0-300x158.jpg)
コードトーン+アプローチノートで作ったベースライン
![ベースの指板上のコードトーンの位置](https://bassnote.jp/wp-content/uploads/2022/05/e4f65d216cd23812c5028b867d18705b-1024x576.jpg)
指板上のコードトーンとアプローチノートさえ見えていれば、ベースラインを組むのも自由自在です!
【注意事項】
実際の演奏中には「フレーズで覚える」という技術のほうが優先度は高いです!
アプローチノートを使う方法は、あくまで手段のひとつとして覚えておくことをオススメします!