- Confirmation
- Moment’ s Notice
- 4 on 6
などなど、1小節に2つのコードが配置されている場合のウォーキングベースラインの作り方について紹介します。
ex.1)
| A-7 D7 | G-7 C7 |
ex.2)
| Eø7 A7 | Dm7 G7 |
こんな感じの慌ただしい場面の対処方法についての解説です!
1小節に2つのコードがある場合のベースライン
ルートと5度演奏するパターン
こちらがもっとも基本系。
まず間違いのないベースラインの作り方です。
R→5thの動きを繰り返して処理します。
ベースラインの響きも美しく、脳内の処理もすごく簡単!
ただし、基本系であるが故に自由度が少なく窮屈なのがネックです。
このパターンだけ覚えておけば、とりあえず合格点のウォーキングベースが演奏できます!
5度の音は、高い音・低い音のどちらも使えるように練習しておきましょう!
コードトーンを使って演奏するパターン
- 1315
- 1513
- 1313
1度⇄5度のパワーコード奏法に飽きたら、3度の音も使ってみましょう。
よりコード感が増して、色のあるベースラインを作ることができます。
メジャー系のコードのときはM3rd、マイナー系のコードのときはm3rdの音を演奏するようにしましょう!
片方のコードを省略するパターン
2拍ずつ律儀にコードを追いかけていると、どうしても使える音に限りが出てきてしまいます。
そこで――
| A-7 D7 | G-7 C7 |
↓
| A-7 | C7 |
「前半のコードを省略」
「後半のコードを省略」
という技使ってみましょう。
こちらは「削っていいほうの音」を判断する技術が必要になるので少し難易度が高めです。
削るときは”その曲を象徴する音”を残します。
こればっかりは理論的に導き出せるものではないので、経験勝負になります…。
- 曲の雰囲気を支えているコードを残す。
- 前後の小節で4度進行を生成できるコード同士を残す。
- 困ったらII-VのIIだけを残す。(ドミナント7thコードを省略する)
- 次の小節へ強進行が作れそうな場面では積極的にV7を残す。( =ドミナント・レゾリューションのためのドミナントコードを残す)
これがコードの取捨選択の考え方の基本です。
参考にしてみてください!
“II-Vはどちらかのコードを省略しても問題ない”というルールを適応しています!