音楽の楷書・行書・草書について【型破りな演奏をするために】

音楽の楷書・行書・草書について
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「自分は型にハマったプレイはしたくないんで、基礎とか知らなくて大丈夫ッス!」

という方が少なくありません。

そんな方に問いたい!

基礎を知らないで、どうやって型を破るんですか…?

かずあき先生
かずあき先生

「型破り」は型を知っているからこそできるんです。
「オリジナリティ」はスタンダードを抑えたうえで成り立つんです。

今回はそんなお話です。

高橋 和明
かずあき先生
独立12年目のフリーランスのプロベーシスト。
専門学校卒業後、楽器店の講師経験を経て独立。
現在はジャズプレイヤー、作曲家、講師として活動。
プロの質問し放題のBASS NOTEオンラインコミュニティ「Minerva」を運営中。
ウマ娘ちゃん箱推し。

音楽の楷書・行書・草書について

楷書・行書・草書

音楽にも楷書、行書、草書があります。

書道を習うときは、最初に正しい基本形の字――つまり楷書から練習を始めます。

次に楷書ちょっと崩した行書を。
その次に、行書を崩して流麗な絵のような草書を練習します。

演奏も同じです。
まずはクオンタイズ100%の機械のような演奏から始めます。
それからアーティキュレーションを加えます。
その段階を経て、少しずつ自分の色が確立されていきます。

いきなり草書の演奏を試みても、それは滑稽な落書きにしかなりません。
楷書の演奏ができるからこそ、草書を美しく制御できるのです。

目次

型破りな演奏をするためには

もし楷書(基本形)を学んでいなかったら。

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「どうだ!誰も真似できないオリジナルな型が完成したぞ!」

自分ではこのように思っていても、

「なるほど!V7b13のP5をOmitしてトニックを裏に置き換えるやつですね!最近よく使われる手法ですよね!」

かずあき先生
かずあき先生

基礎が分かっている人からすると、ただの定番パターンだった。
ーーなんていう恥ずかしいパターンになることも少なくないでしょう。

まず基本を知ること

「まず基本を知ること。」

どんな分野でも、当たり前のことを当たり前にできる人が最強です。

楷書を極めたからこそ、行書や草書という選択肢が見えてくるんです。
見せかけの草書ほどダサいものはありません。

超ド派手なスラップ(草書)を意気揚々と披露したところで、音符をポケットに叩き込む技術(楷書)が身についていないと鼻で笑われてしまいます。

リズムも、フレーズも、テクニックも。
まずは楷書から!

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