プロのミュージシャンとして個人事業主になるためには、開業届を提出しましょう!
こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
先日、開業届は何度でも提出し直すことができるという情報を入手しまして。
「新しい活動も始めたし、ブログのネタにもなるし、提出しちゃえ!」という勢いで、このたび改めて誕生日に開業届を提出して参りました。
最初に提出したのは雇われベーシストとしての開業届だったので、今のベース講師としての活動をカバーできないものだったんです。
ということで、今回のテーマは「開業届の出し方」についてです。
ミュージシャンのための開業講座
開業届について
開業届は、国に「音楽で仕事を始めました!」と認知してもらうための制度です。
これを出しておけば正式に「自称ミュージシャン」じゃなくて「職業ミュージシャン」になれます。
開業届の提出は義務ではないのですが、しっかり出しておくといいことがいっぱいです!
- 会社員やフリーターなら年間20万円以上
- 専業のプレイヤーなら年間38万円以上
とくに上記のような音楽の所得がある人は、開業届を出しておくと節税になるのでとにかくお得です!
事前に開業届を出しておけば事業主補正で控除を受けることができるので、確定申告で支払う税金が少なくなります!
音楽の活動名義で口座を持てるようになるのも、開業届の大きなメリットですね!
開業届を提出するデメリットは「失業保険を貰えなくなる」ということぐらい。
音楽での稼ぎがあるなら、関係ないお話です!
さぁ、開業届を提出してプロの仲間入りを果たしましょう!
個人事業の開業・廃業等届出書
こちらが国税庁の公式サイトからダウンロードできる「個人事業の開業・廃業等届出書」。
通称、開業届です。
……難しいです。
うん、わかります。ごめんね。
これを5分で仕上げる方法があるので、今回はそれをご紹介します!
開業freee
ばばばばん!
BSSS NOTE一押しは開業freeeを使った開業届の提出です!
画面に表示される質問に回答していくだけで開業届が完成する優れものです!
無料で利用できるので、
- これからプロのミュージシャンとして喰っていく!
- 音楽での年間所得が20万円を超えたぜ!
- バンド名(屋号)
とりあえず登録だけしちゃいましょう!
開業freeeでできること
「開業freee」は、質問に回答していくだけで簡単に開業届を完成させることができる超かんたんツールです。
かずあきさん!
プロとしてどんな内容のお仕事をする予定ですか?
ベースの先生として生徒さんに楽器を教えたり、
演奏屋さんとしてステージを回ったりします!
バンド名はお決まりですか?
「virgiL」です!
いつから事業を始めますか?
来月の1日から!
かしこまりました!
以上で開業届の入力は終了です!
はぇー!
かんたん!!
ほんとにこんな感じ。
開業の知識が一切なくても、一瞬で開業届を作成することができます!
実際の開業freeeの画面
例えば、業種を選択する画面。
仕事の種類: 「文化・芸術・芸能」
仕事の概要: 「演奏業およびそれに付随する業務」
我々ベーシストの場合だと、このような感じに入力します。
通常なら総務省の「日本標準職業分類」とかいう堅苦しいページを見ながら、自分に合う職業を探すことになるんですけども。
開業freeeなら、仕事の種類は「飲食業」「建築・建設」「芸能」など、あらかじめ用意されている項目から選択するだけでOKです!
こちらは開業日の入力画面です。
「その仕事はいつから始めますか?もう始めていますか?」
という問いに答えていくだけなので、本当に対話形式でお手軽に入力を進めていくことができます!
知識がないと難しそうな確定申告についての設定も「オススメ」を選択するだけで完了!
提出に必要な書類は、すべて開業freeeで印刷できます。
とにかく簡単!
税務署に開業届を提出
あとはfreeeで作った書類を印刷して、管轄の税務署に持っていくだけです。
受付の優しそうなお姉さんに「開業届を提出しにきたんですけどー」と声をかければ
(ぺら…ぺら……)
※書類チェック中
はい、お疲れ様でした♪
と、書類を受け取ってくれます。
1分で終わります。
税務署に開業届を提出するときの持ち物
- 開業届
- 青色申告申請書
- マイナンバーカード or 通知カード
- 身分証(マイナンバーカードがない場合)
- 印鑑
開業届と青色申告申請書は「提出用」と「控え用」の2枚を用意しましょう。
印鑑は、万が一押し忘れがあった場合の保険です。
開業freeeの指示通りに作っていれば書類に不備が生じるようなこともないので、一瞬で受理してもらえます!
開業freeeで無料で開業!
開業の手続きは一瞬です。
正直、窓口に開業届を提出したからといって何かが大きく変わるようなことはありません。
まったく実感がわかないくらい、手続きはあっさりと終わります。
一番大きく変わるのは、心のモチベーションでしょうか。
「開業届を出してプロになった以上、もう後には引けない」
そんな気持ちが芽生えてきます。
開業届を出してしまえば、誰がなんと言おうとプロのミュージシャン!
知識がなくても、開業freeeがあれば大丈夫!
さぁ、開業届を提出して新たな一歩を歩み出しましょう!
困ったらMinervaへ!
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