ベースを始める年齢は遅くても大丈夫?という質問に現役プロが回答します

ベースは何歳から始めても大丈夫?

こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。

Twitterのほうで質問をいただきました。

Question

「エレキベースを始めてみたいのですが、やはり若いうちから始めていないと弾けるようにはならないでしょうか?」

まったく問題ないです!
何歳から始めようと関係ありません!

僕の生徒さんにも、定年を迎えてからベースを始めた方がたくさんいらっしゃります。

やる気と時間さえあれば、老若男女だれがいつ始めても必ず弾けるようになります!

かずあき先生
かずあき先生
高橋 和明
かずあき先生
独立12年目のフリーランスのプロベーシスト。
専門学校卒業後、楽器店の講師経験を経て独立。
現在はジャズプレイヤー、作曲家、講師として活動。
プロの質問し放題のBASS NOTEオンラインコミュニティ「Minerva」を運営中。
ウマ娘ちゃん箱推し。

ベースを始める年齢は遅くても大丈夫?

ベースを始める年齢は何歳からでも大丈夫!

ヴァイオリニスト

基本的に「楽器を始めるなら若いうちのほうが良い」というのはまったくの誤解です。

「両親がその道の世界的なプロで、幼少期から音楽の英才教育の環境が整っている!」なんていう特殊なケースだと話は変わってきますけども。
そんな人は滅多にいないと思うので、これは例外です。

僕もそんな家庭に生まれたかったですね…!

かずあき先生
かずあき先生

何故なら、ベースの難易度は低い!

エレキベースは弦をはじくだけで100%音が出る楽器です。
なので、サックスやフルートなどの「音を出すことすら難しい楽器」などに比べると、身体的なハンデなども負いにくい傾向にあります。

また「正しい音程を出せるようになるまで何年もかかる」といったヴァイオリンのような難しさもありません。
ベースの指板にはフレット( =金属の横棒)が打たれているので、チューニングさえ合っていれば常に正しい音程で演奏することができます。

ベースは、弦を押さえるだけで必ず正しい音が出せる楽器です。
基本的には何歳から始めてもいくらでも弾けるようになります!

肺活量や音感などに左右されることなく音を出すことができる素晴らしい楽器です!

かずあき先生
かずあき先生

大人になってからベースを始めるメリット

最初に少しネガティブな現実をひとつ紹介します。
エレキベースを始めると、想像よりも遥かにお金が飛び去っていきます。

楽器本体や周辺機器の価格はもちろん、弦やシールドなど消耗品の維持費もそれなりにかかります。
※弦1セットで3,000円前後。交換の周期は1週間で張り替える人もいれば、1年近く張り替えない人もいます。

裏を返すと。
ある程度金銭に余裕の出る年齢から始められるのは、大きなメリットでもあります。
カフェやバーで演奏していると「定年後の趣味に楽器を始めた」と声をかけて下さる方ともたくさん出会います。

楽器を始めるタイミングに早いも遅いもありません!
始めたいと思ったときが始めどきです!

やる気と勢いに任せて、音楽の世界に飛び込みましょう!

かずあき先生
かずあき先生

筆者の話

https://twitter.com/KAZUAKI_virgiL/status/1076857416493330432?s=20&t=BdO14WU2pOr6caYDdsPwAA

僕がエレキベースを始めたのは17際。高校3年生の春です。
ベースを始める前は、1年間ギターを弾いていました。
僕の弦楽器の経験はそれだけです。

それから6年後には、仕事として人にベースを教える立場に就きました。

小さな子供の頃からずっと続けていないとプロにはなれない!なんてことは無いし、SNSが発達した現代では何歳になってもバンド仲間を見つけてライブを行うこともできます。

大切なのは始める年齢よりも、個々のやる気です。

本当にそれだけです。

目次

どのくらい練習すればベースを弾けるようになりますか?

ベースはどのくらいで弾けるようになる?

練習量の目安演奏ができるようになるまでの期間については「どれくらい練習したらベースが弾けるようになりますか?」の記事でお話ししています。

お時間がある方は、ぜひ合わせて読んでみてください。

人生の時間は有限です。
やりたいことをやらないなんてもったいない!

ベースは正しい練習さえすれば誰でも必ず弾けるようになる楽器なので、ぜひ挑戦してみてください!

かずあき先生
かずあき先生
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